会社としてのSEO対策

会社としてどんなSEO対策をすればいいか、というのは大きな問題です。
結論としては、社内で「どんなコンテンツが必要なのか」をよく考える。それに尽きるでしょう。

更新が命

WEBサイトというものは、1回つくればできあがりです。
しかし、コンテンツの更新やページの追加という作業は、永遠に続きます。
SEOという観点からは、実は「更新」や「追加」のほうがこちらのほうがはるかに重要です。
更新しなければ、サーチエンジンからは「アクティブでないサイト」とみなされ、検索順位はどんどん落ちていきます。

情報の「需要」にこたえる

WEBサイトの更新とは、サイトを閲覧する人が欲しい情報を提供していくことです。
サイト利用者が必要としている情報がなければ、サイトを存続させている意味がありません。
時間とともに、情報が変化するのであれば、掲載する情報も変えるなり、追加したりしてくべきです。
情報の需要に対して、いかに上手にこたえているかが、検索エンジンからの評価を大きく左右します。

スポーツジムの例

例えば、スポーツジムのホームページを例にあげてみましょう。
スポーツジムの経営者としては、ホームページを通して、会員を増やしたいでしょう。
このため、ジムのホームページは、入会していない人を対象にした「入会キャンペーン」や「施設の紹介」がメインになりがちです。
しかし、実際には、一番需要の高い情報(コンテンツ)は、既存会員向けのレッスンスケジュールです。
既に入会している会員が、「今月はどんなレッスンがあるのかな?」と何度もホームページを見に来るのです。

欲しいコンテンツにたどり着けない

しかし、一部の大手スポーツジムは、スケジュールをサイトの奥のほうに押し込めて、なかなかたどり着けないようにしています。
これでは、ホームページへのアクセスは増えません。
それどころから、検索エンジンから、「情報の需要にこたえていないダメサイト」との烙印を押され、検索順位が低くなります。

ブロガーにアクセスを持っていかれる

この間隙(かんげき)を縫うようにして、第三者のブロガーが、ジムのスケジュールをまとめたブログを作成するようになります。
その結果、Googleは、ジムのHPよりも、第三者のブログを優先的に上位に表示させるようになります。大量のアクセスがブログのほうに流れてしまうことで、スポーツジムとっては、大きな損失になります。

みんなの期待に応えるサイトが勝つ

SEOをめぐる勝負のルールはシンプルです。
みんなの期待に応えるサイトが勝つ、ということです。
みんなが欲しがる情報を提供し続けることで、検索順位が自ずから上がっていきます。
会社としてどの情報を読んでもらいたいか、という視点も大事ですが、どのような情報を出せば多くの人が喜ぶのか、よく考えるべきです。

アクセス解析

そのためには、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールをよく分析しましょう。
そして、情報をアップデートできる体制を社内で作りましょう。

結論

私たちの本日の結論としては「汝、求められるものを与えよ」。英語でいえば「Give them what they want」でしょうか。